カテゴリ:映画&観劇&本( 40 )

「七つの会議」

池井戸潤の原作の映画化。
小説はまだ読んでいませんが 映画は、すごく面白かった。お勧めです。
昨年の「空とぶタイヤ」と同じく企業の体質を問う社会派映画ですが、
今回は、企業内の不正、隠蔽、偽装を 社員が自分たちで暴いていくストーリー

組織の不正や隠蔽は、これからも絶対になくならない。
しかし、ある努力を我々がしていくことができれば
少しでも減らすことはできるかもしれない・・・と 最後につぶやく言葉が印象的。


by poco_a_poco_2008 | 2019-02-06 23:20 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

「ヴィクトリア女王 最期の秘密」

大英帝国の女帝として君臨したヴィクトリア女王の晩年を描いた映画。
あの時代、植民地であるインドの、しかもイスラム教徒でもあった男性との交流は、
信じがたいけれども、史実にほぼ忠実とのことで、結構やるね~女王様!って感想。
女王と言えども、晩年は、孤独感にさいなまれ、さらに国政の重圧と 
自分自身の健康の不安などなど 老齢の女性には、ストレスフルな生活を過ごす中で
一人の若いインド人男性と知り合う。
身分を越えて、尊敬、敬愛の情で結びついた奇跡の交流は、
彼女の人生の最後に煌く瞬間をもたらす。
主演のジュディ・デンチの女王としての威厳と品格、ピッタリの役どころ、流石です~。
100年前の王室の様子なども垣間見れて、歴史ものとしてみても、面白いです。


by poco_a_poco_2008 | 2019-02-03 22:52 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

「希望荘」宮部みゆき

離婚した杉村三郎シリーズの第四弾、短編連作シリーズ。
「聖域」亡くなったはずの老人が生きているかもしれない。その秘密は・・・。
都会の片隅でひっそりと生きていく人々、みんなそれぞれに背負う人生がある。

「希望荘」昔、人を殺したことがある、と告白して亡くなった一人の老人。
過去の事件と、実際に起きた殺人事件との関わりの中で、
後悔に苛まれる人生の辛さを伝える義務があった。

「砂男」手のこんだ筋立てで、読者をあきさせない展開。
戸籍を売買するなんて、奇想天外だけど、小説の世界は、自由だから、面白い。

「ニ重身」3・11の震災に関係したと思われる行方不明事件。
思い込みは、真実を遠ざけていくということ、確かに あるかも。



by poco_a_poco_2008 | 2019-01-29 21:59 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

「私は、マリア・カラス」

20世紀の音楽界に燦然と輝くオペラ歌手マリア・カラス。
稀有な才能と、壮絶な努力で 不世出のディーバとしてスターとなっても、
世間のバッシングに心身ともに傷つき、そして
悲恋、孤独、仕事、と苦悩を重ねる様子は、偽りのない姿として、痛々しい。
でも、毅然として全てを受け容れていく姿には、感動を覚えます。

10年前の映画「マリアカラスの真実」では描かれなかった彼女の心の声は
彼女の圧巻の歌声と重なり、哀しく 深く 聴く者に迫ってきます。


by poco_a_poco_2008 | 2019-01-26 20:55 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

「ペテロの葬列」上・下 宮部みゆき

バスジャック事件をきっかけに暴かれていく詐欺商法の実態。
被害者であったはずが、気がつけば 加害者にもなっていく悪の連鎖。
事件は、予想外の展開の果て、解決をみるけれど、
関わった人々の人生には、たくさんの苦闘が隠されている。心の闇もある。
それらに抵抗するには 勇気も信念も必要であり、強くなくては断ち切れない。
それを出来る人もいるだろうけれど、出来ない人もたくさんいる。
稀に、そういう世界とは無縁のまま生きていける人もいる。
ラストで、主人公には 思いもよらない展開が待ち受ける。
なんとなく想像できなくはなかったような・・・。

キリストの弟子の苦しみに例えた表題の意味は、深いです。
人のもつ弱さは、人生の十字架みたいなもので、誰もが持って歩いてると思うし
だからこそ、人生は 味わい深くて、そして切なく 悲しいほどに輝くときもある。



by poco_a_poco_2008 | 2019-01-25 23:12 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

「名もなき毒」宮部みゆき

主人公杉村三郎は、通り魔的な毒殺事件に関わっていく中で、関係者に潜む秘密や
苦悩を知っていく。
一方で偏狭的なクレーマーを通して、世の中には悪意に心を奪われながら 
世間的には何もとがめられることもなく 普通に生きていく人の存在をあらためて知っていく。
ごく当たり前の家庭に育ちながらも、なぜか、毒を心の中で飼いならす人は、
それを撒き散らす機会を狙うように、不気味に世間を伺っている。
愛する妻や、可愛い子供は、悪とは無縁な穢れなき世界に住まわせていても
そんな輩の毒牙にかかることもある。
怖い小説だけれど、ストーリーテラーの筋書きには、惹きこまれていきます。






by poco_a_poco_2008 | 2019-01-23 22:32 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

「こんな夜更けにバナナかよ」

難病に冒されながら、最後まで自分流を貫いて生ききった青年を題材にした本の映画化。
介護なしでは生きていくことが出来ない難病患者は、決まった世界の中でしか生活できない・・・。
家庭の中で、家族からのケアを受けるか
施設に入所して、介護スタッフにお世話されるか
または、病院に入院したまま生活を送るか。

でも、主人公は、自立を目指して、ボランティアに支えられながら、
自宅で一人で生活しようとチャレンジする日々。
もちろん、綺麗ごとでは終わらないし、シビアでもある。
関わった人々が皆、患者のわがままに振り回され、葛藤を抱えながらも、
何かを感じていく。
映画を通して、世間に問いかける意義は、大きいし、答えは、一つではないでしょうし・・。
切なくなるけれど、温かい映画、そして、宿題のようなものが、心に残るかな~。


by poco_a_poco_2008 | 2019-01-22 14:30 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

「誰か somebody」宮部みゆき


義父のオーナー会社の広報室に勤務する杉村三郎が、
自転車事故で父親を亡くし遺族となった二人の姉妹に事故の詳細の解明を依頼されて調べ始める。
当初は、被害者の怪しい過去を危惧していたものの
実は、悲しく秘めた父親の過去が隠されている。
長い人生の中には、悲しくそして切ないこともあれば、
助けを求められたら 我を省みずに手を差し伸べ、深い情けをかけることもある。
父親は、苦しい過去を断ち切るよう、娘たちには愛情を注いで、育てていくなかで
起こった不運な事故。
事故は解決に向かう中、最後に姉妹の隠された秘密がどんでん返しのように暴かれる。
むごい現実が牙をむくような展開で、愕然・・・・・。
人間、誰しもが持つ暗い悪、毒のような部分は、陰を潜めながらも 平然といすわる。

このラストの部分って、必要なのかしら?と思ったけど、
やっぱり小説的には必要悪みたいなものかしら。
父親の生き様と 娘たちのありようは、光と影のように互いを映すのかも。

by poco_a_poco_2008 | 2019-01-12 22:31 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

「アリー/スター誕生」

2018年年最後の〆の映画は、レディーガガの主演映画。
もっと話題になるかと思いきや、フレディ熱狂の陰で地味だったかも~。
内容は、70年代の映画、バーブラストライザンドの主演映画のリメイクのようですが
昔の映画を見ていないので、それはそれで新鮮。
オーソドックスな歌姫誕生のお話だけれど、最後のガガ様の熱唱には、泣ける。
彼女の歌がなにしろ素晴らしいし、ブラッドリークーパーの歌も見事。
心に残る映画だった。

2019年も素敵な映画と出会えますように。

by poco_a_poco_2008 | 2019-01-10 22:30 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

「長女たち」篠田節子

息苦しいほど娘にのしかかる母親と、優しく真面目な娘(長女たち)のお話が3篇。
想像以上にリアルでシリアスなお話。
長女たちは、健気に母親を支えるが、母親たちは、ただ弱々しい年寄りではもちろんない。
娘が 憎しみや殺意を覚えるほど、
時として恐ろしい存在と化してしまう不気味な母親たちでもある。
介護に疲れ果て、絶望の淵に立ちつくす娘は、血のつながりが恨めしいと思う一方で
母親は、それを当然のように娘を、「自分が生んだ子」、「自分の一部」と思っている。
そして、息子にたいしては、深い愛情を持ち、遠慮と配慮をすることを知っている老母たち。
最後、主人公たちは、自らの勇気と賢さで 
読者を力づけてくれるので、ちょっと安心。

ツラツラと思うに、私には、娘がいない。
なんだかとっても有りがたい気持ちになった。


by poco_a_poco_2008 | 2018-12-27 22:20 | 映画&観劇&本 | Comments(0)

気ままに綴るあれこれ日記


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